




26/09/2022
2022年9月25日、シントン・ラーピセートパン大使は両国国技館で行われた大相撲秋場所で優勝したモンゴル出身の力士である玉鷲一朗に、「タイ日友好杯」のチェンライ象トロフィーを授与しました。
タイは2017年の日タイ修好130周年から毎年、大相撲東京場所の優勝力士に「タイ日友好杯」を授与しています。
2022年9月26日は日タイ修好135周年の記念日であり、タイと日本の親密な友好関係を象徴し、大使館はトロフィーを象のデザインの新しいものに交換しました。このトロフィーはチェンライ・エレファント基金の協力で製作されました。ファイバーグラス製であり、両国らしさを表現し組み合わせた絵柄は、タイ北部チェンライのアーティストが描きました。
象の背中の絵柄の一方はラーマキエン物語から、ラーマ王子の護衛をする猿軍団がタイの国花であるゴールデンシャワーの下で「相撲」のように組み合って戦う様子が描かれています。これは、ある画集に描かれたラーマキエン物語の格闘の場面からインスピレーションを受けたものです。この画集は約200年前、ラーマ1世の時代にタイに自生する木の皮で作られており、現在はタイ国立博物館に保存されています。
もう一方は、日本の国花である桜の下で、力士ががっぷり四つに組み合っている場面が描かれています。日本の有名な絵画である浮世絵からインスピレーションを得て、日本らしさを表現しています。
大使館は日タイ修好135周年を記念して新しいトロフィーに交換する他、これまで東京場所のみで授与してきた「タイ日友好杯」を全6場所に拡大することで日本相撲協会と合意しました。今後は、東京、大阪、名古屋、そして福岡場所の千秋楽で授与されることとなりました。