13/03/2023
2023年3月13日、シントン・ラーピセートパン大使は千代田区の一橋講堂で行われた「アジア高校生架け橋プロジェクト」留学生と考えるグローバル教育フォーラム、及び同プロジェクト修了式の一環として行われたパネルディスカッション「グローバル人材の育成が社会を変える」にパネリストとして参加しました。シントン大使の他には、株式会社ユーグレナ代表取締役社長CEO・経団連審議員会副議長・スタートアップ委員長の出雲充氏、株式会社ぐるなび取締役会長・創業者の瀧久雄氏、モルガン・スタンレーMUFG証券シニアアドバイザーのロバート・アラン・フェルドマン氏がパネリストとして登壇しました。マレーシアのマハティール・モハマド元首相が修了式の基調講演を行いました。
アジア架け橋プロジェクトは、安倍晋三元首相が提唱した日本とアジアの良好な関係を強化するための事業です。文部科学省と公益財団法人AFS日本協会により実施され、日本語を学ぶアジア諸国の高校生に、6ヶ月から1年間日本で生活し学ぶための奨学金が提供されます。2018 年から現在まで21ヵ国から 924 人の学生が来日し、298の学校、1,532家族のホストファミリーがプロジェクトに参加しています。なお、今年度はタイから23人の高校生が参加しました。
パネルディスカッションで、シントン大使は学生に向けて、多様な異文化や社会について学ぶことは、成長や仕事に役立つだけではなく、人生の目的を見つけることに繋がると述べました。また大使は、一生に一度しか訪れない機会を意味する日本語の四字熟語「一期一会」に言及し、人生のあらゆる機会を最大限に活用するよう激励しました。