




28/06/2023
2023年6月26-27日、シントン・ラーピセートパン大使夫妻と大使館職員は、山形県タイ友好協会の招待を受けて山形県を訪問しました。
初日、シントン大使と一行は山形県庁に吉村美栄子知事を表敬訪問し、タイと山形県との経済交流や、観光誘致、スポーツ・教育・文化交流拡大について懇談しました。また、山形新聞社のデジタル発信拠点「街なかメタベース」を訪問し、山形県の有名な観光地の映像を360度見ることのできるVR体験をしました。
その後、一行は山形グランドホテルにて開催された山形県タイ友好協会の総会及び夕食 交流会に参加しました。シントン大使は同協会設立5周年記念講演を行い「新たな時代におけるタイと日本のサステナブルな交流に向けて」と題してタイ経済の最新情報と日本企業への期待について講演しました。また寒河江浩二会長を始め山形県タイ友好協会、事務局を務める荘内銀行が山形県とタイの緊密な関係構築に多大なる尽力をしていることに感謝の言葉を述べました。なお、2023年11月以降に同協会と山形新聞の連携事業としてミッション団がタイを訪問する予定です。
2日目は、山形県の特産品であるさくらんぼの農家視察後に、山形大学工学部を訪問し、有機エレクトロニクスイノベーションセンター、スマート未来ハウス、有機材料システム事業創出センターを視察しました。同大学はプラスチックス材料(樹脂、高分子、有機材料)の世界的な研究開発拠点であり、さらに技術を事業化することに取り組んでいます。山形大学発のスタートアップ企業である㈱アルファテックでは、でんぷん・セルロースのアルファ化技術を世界の食料不足や環境問題の解決に応用する事業を推進しており、装置の説明を受けました。2006年より山形大学工学部は荘内銀行と産学連携協力協定を締結、2008年よりタイの大学や研究機関と学術交流を行っており、現在、山形大学は16のタイの大学と連携しています。大学院の有機材料システム研究科の博士後期課程で学ぶタイ人留学生アパコン・トンミーベッドさんは、プレゼンテーションを行いました。