




26/12/2012
2012年12月18-19日、タナティップ大使夫妻及びマーノップチャイ大阪総領事が奈良県で開かれた第一回アジアコスモポリタン賞受賞記念奈良フォーラムに出席し、大賞受賞者であるスパチャイ・パニチャパック国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長を祝福しました。同記念フォーラムは、日本国外務省、経済産業省及び独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)が後援しました。なお、スリン・ピッスワンASEAN事務総長も同記念フォーラムにて「アジアの未来」について講演しました。
アジアコスモポリタン賞は、2010年の奈良・平城京への遷都1300年を記念し、東アジア域内における文化面・経済面での地域統合、域内の格差是正、持続可能な成長社会形成を主眼に、質的に充実した東アジア共同体形成に優れた活動を行った個人・団体を、国際的に評価顕彰することを目的として、2012年2月に奈良県及び東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)により創設された国際賞です。同賞は、奈良県において2年に1回、贈呈するものです。
第1回アジアコスモポリタン賞の受賞者は以下の通りです。
1)大賞:国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長のスパチャイ・パニチャパック博士。アジア地域内の提携協力推進、経済格差是正に尽力、地域の人々に配慮しながら経済を発展させ、アジア地域を継続的に国際舞台へ導いてきたことなど顕著な貢献をしました。
2)経済・社会科学賞:米国コーネル大学名誉教授のベネディクト・アンダーソン氏。多年にわたり、東南アジアの歴史、ナショナルリズムについての政治、文化に関する研究によって大きな貢献をしました。
3)文化賞:日本漫画家の井上雄彦氏。日本や世界の若者の考え方に影響を与えた作品を多数世に送り出しました。
4)メモラブル賞(特別賞):インドネシア戦略国際問題研究所創設者の故ハディ・スサストロ氏。東アジア共同体の実現のために多大な貢献をしました。
この度、スパチャイ博士が同賞の大賞を受賞したことは、タイ人の能力が国際的に認められ、広く賞賛された証です。この賞についての詳細は http://nara-cosmopolitan.jp 又はhttp://www.eria.org/Selection%20for%20Basis_Jp%20%28Web%29.pdf を参照して下さい。
なお、タナティップ大使一行は同賞の授賞式典出席の他、奈良県の荒井正吾知事を表敬訪問し、東アジア地方政府会合などタイと奈良県の今後の持続的な連携協力の推進について会談しました。
アジアコスモポリタン賞受賞記念奈良フォーラム2012
タナティップ大使夫妻及びマーノップチャイ大阪総領事が奈良県の荒井正吾知事を表敬訪問。