活動


2013.07.30-31 大使夫妻が富山県を訪問

04/08/2013

2013年7月30-31日、タナティップ・ウパティシン大使夫妻は富山県を訪問し、富山タイ協会の第1回定時総会に参加しました。同協会は、2012年7月25日に設立されました。総会において、大使は民間企業の方々と面会した他、企業家やタイに関心を持つ富山県民に向けてタイと日本の経済的関係について記念講演を行いました。また訪問中、富山県の石井隆一知事、富山タイ協会の野村正也会長、富山県商工会議所連合会の犬島伸一郎会長と懇談しました。

石井隆一知事との懇談の中で、知事は、富山県とタイとの関係が緊密になってきていることは大変喜ばしいことであり、富山県へのタイ人観光客、特に立山-黒部を結ぶアルペンルートを旅行するタイ人が増加していると述べました。2013年4月-6月の富山県へのタイ人観光客は6900人を数え、これは昨年の同時期に比べて1.8倍となります。大使は、日本政府が2013年7月1日からタイ人観光客に対して査証免除をしたことにより、日本及び富山県を訪れるタイ人観光客の数はさらに増える可能性が高いと述べました。

野村正也会長との懇談の中で、大使は、同協会がタイと富山県の経済関係促進において重要な役割を担い、また富山県内でタイの認知度を上げていることに感謝の意を表すと共に、更なる活躍を望んでいると激励しました。

犬島伸一郎会長との懇談の中で、大使は、タイに投資をする県内企業を同連合会が支援していることに対して感謝の言葉を述べました。現在、富山県からタイに投資している企業は37社あります。これに対し犬島会長は、大使が富山県を重要視していることに感謝を表しました。また、タイに投資している富山県の各企業はスムーズに活動ができていると報告し、タイ人の能力や仕事に取り組む姿勢について称賛しました。

大使は上記の定時総会での講演において、両国関係について、古き友であり現代のパートナーであること、経済面において戦略的に重要なパートナーであること、安定的であり、国民同士の交流が盛んであることついて繰り返し述べました。またタイ経済の強さと、高速鉄道をはじめとするインフラ設備の発展、ダウェイ深海港経済特区プロジェクトなど地域連携を重要視するタイ政府の政策について言及し、日本のタイへの投資機会が拡大していることを強調しました。現在各国が発展を続けており、これまでの関係性とタイでの投資を基盤として、2015年にはアセアン共同体が発足しました。さらに、ビジネス及び生産拡大は近隣諸国やアセアンへも拡大しています。大使は、ダウェイ深海港経済特区プロジェクトに日本が参加するよう促しました。

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