活動


2015.07.23 螺鈿扉の修理に関するタイのラチャプラディット寺院と東京文化財研究所との共同研究の間の引渡式

24/07/2015

2015年7月23日、パカワット・タンサクン公使がタイのラチャプラディット寺院と東京文化財研究所との共同研究によって修理された2枚の日本式の模様が描かれた螺鈿扉の引渡式に立会人として出席しました。

日本式の模様が描かれたこの螺鈿扉長崎県の職人が製作したものです。ラーマ4世がラチャプラディット寺院の本堂の門や窓の内側に装飾する目的で日本から購入しました。150年に及ぶ美術的・歴史的な価値があり、第二次世界大戦の間、日本に存在したものはほとんど破壊されてしまったため、日本では珍しい古美術品です。当寺院には同様のものが100点以上ありますが、大半のものは損傷が激しく、タイの専門家では修理できない状況にあります。なお、この扉は2013年10月8日、状態を研究し、最も適切な修理技法を検討する目的で東京文化財研究所に引き渡されたものです。

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